第68回
安田記念
【G1】
2018年6月3日(日) 東京競馬場 1600m芝
激戦に名乗りを上げた登録馬の中から
鈴木健一の脳が導き出す現時点での「殿堂馬」を公開
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アエロリット | ブラックムーン | ||
ウインガニオン | ペルシアンナイト | ||
キャンベルジュニア | ムーンクエイク | ||
サトノアレス | モズアスコット | ||
サングレーザー | リアルスティール | ||
スターオブペルシャ | リスグラシュー | ||
スワーヴリチャード | レッドファルクス | ||
ダッシングブレイズ | レーヌミノル | ||
タワーオブロンドン | ウエスタンエクスプレス | ||
ヒーズインラブ |
※現時点での「殿堂馬6頭」です、最終的な結論は毎週の「殿堂馬」で公開します。
春の最強マイラー決定戦
安田記念攻略戦
2018年6月3日(日)に開催される安田記念、
あなたがこのレースを攻略し的中を勝ち取るために、
【競馬の殿堂】鈴木健一による現時点での予想見解を公開。
「予想の結論」はいつも通り殿堂馬として公開しますが、
ここではその結論に至るまでの経緯を「鈴木健一の脳」としてお見せします。
出走馬が確定する前段階の予想、実はその中に、
予想構築する際の「考え方」が濃縮されているからです。
競馬を予想する時、鈴木健一は何を考えているのか?
あなたが予想構築する際の判断基準として活用してください。
どんな戦いになる?
だからこそどの馬にもチャンスがある、それが2018年安田記念です。
激戦必至の舞台に駆け上がってきたのは、、、
昨年秋のマイルCSの覇者ペルシアンナイト、復調の兆しを見せる一昨年の2歳王者サトノアレス、昨年のマイルCS3着、前哨戦マイラーズCを制してやってきたサングレーザー、今年こそ国内G1制覇へ良血を覚醒させろリアルスティール、前哨戦京王杯SCからキャンベルジュニア、ムーンクエイク、出世レースダービー卿CTからヒーズインラブ、そしてヴィクトリアマイル組からアエロリット、リスグラシュー、レーヌミノル、短距離界からレッドファルクスなど、超豪華メンバーが府中の舞台で大激突します。
だからこそどの馬にもチャンスがある、それが2018年安田記念です。
どうやって攻略する?
軸馬に「同じラップで駆け抜けられる先行馬(逃げなら尚良し)」を据え、 相手馬に「軸と同型、又は、強烈な脚を使える差し馬」を据えて勝負。
安田記念が開催される東京1600mは、、、
まず、向正面スタートでコーナーは2つのコース。
スタートから250mほど緩やかに下り、
その後の上り坂が終わると第3コーナー入り口でまた下り坂となるため
一息入れづらいコースと言えるでしょう。
その特徴からマイル距離にも関わらずスタミナが必要なコースとなっており、
差し馬は「どこで一息入れるか」が重要となり、ジョッキーの手腕が試されるコースです。
東京の内の地盤は固く、逃げ馬・先行馬には有利に働きます。
ですが、タメて温存したスタミナで勝負する馬にとっては厳しい競馬になり、
粘り切れず差されてしまう傾向が多いレースですね。
同じラップを刻める逃げ馬には有利に働く馬場で、
「止まらない!止まらない!」とアナウンサーが絶叫する姿が想像できます。
もちろん、東京の長い直線を考えればスピードも確実に必要ですので、
中距離前半のスタミナを持ったものすごい脚を使える馬も馬券には絡めておきたいですね。
NHKマイルCの時もお伝えしましたが、
「先行力だけで押し切る馬」もしくは「展開に左右されないと脚を活かせない馬」は厳しいでしょう。
軸馬に「同じラップで駆け抜けられる先行馬(逃げなら尚良し)」を据え、 相手馬に「軸と同型、又は、強烈な脚を使える差し馬」を据えて勝負。
特注産駒:
ディープインパクト、
クロフネ
特注騎手:
C.ルメール、
戸崎圭太
産駒面で見ると、、、
ディープインパクト産駒の複勝率 39.0%
クロフネ産駒の複勝率 27.5%
好走率の高いディープインパクトに注目です。特に今年の馬場はディープ産駒に向いているようで、東京開催G1の勝ち馬は、4レース中3レースがディープ産駒。今年は特に向いている印象ですね。
騎手面で見ると、、、
C.ルメール、戸崎圭太
C.ルメール、戸崎圭太の二人が好成績を誇っていますね、特にルメール騎手の好走率はすさまじいです。回収率の高い三浦皇成・田辺裕信にも注目でしょう。
- アエロリット
- 重い馬場は苦手なのか、過去成績を見ると良馬場ではパーフェクト連対ながら、稍重、重では馬券への絡みが一度もありません。前走のヴィクトリアマイルも0.1秒差と着差だけ見れば惜しかったものの、あの馬場での力負けでしょう。あの差は埋まりません。ただ、自身の走りができる馬場なら直線先頭から突き抜けたNHKマイルの再現も容易に考えられます。それだけの力を持った馬だと思います。あの馬場を走った疲労度合いも気になりますが、マイルG1の2つ目を獲って欲しいところです。
- サトノアレス
- 上がっていくための瞬発力はかなりのもので、マイル以下の距離で良馬場なら必ず上位にあがってきます。ただ、並ぶと勢いが止まる面が見られるので、併せる競馬よりも並ばないで大外から強襲する競馬ができれば突き抜けられる気がします。馬場の真ん中から突き抜けてほしいですね。
- サングレーザー
- ディープ産駒らしくトビ(下半身)の大きさと回転の速さで、前哨戦マイラーズCを勝利。開幕週の傷んでいない馬場だったとは言え、最後は流してレコードと、化け物級の末脚の持ち主です。昨秋のマイルCSでは速めの流れについて行き過ぎて、もう一伸び分の脚がたまらなかった印象。マイルCS前は1400mを主戦にしていたので、仕方がない言えば仕方がない敗戦でしょう。昨秋の雪辱を晴らして惜しい。
- タワーオブロンドン
- 前走1番人気に推されながら内で詰まって全く追えずに12着大敗と、衝撃のNHKマイルになったのは記憶に新しいですね。裏を返せば疲労の蓄積はあまり考えられず、しっかり仕上げれば本来の力を出し切れるのではないでしょうか?見限るには早い気がします。
- ペルシアンナイト
- G1というところで見てみるとマイルCSの勝ち馬で、皐月賞、大阪杯も2着。ダービーこそ7着でしたがさすがに距離がもたなかっただけで、大事なところではしっかり走っている印象。ハービンジャー産駒らしく柔らかく伸びて来るフォームはかなり好感が持てます。トビ(下半身)が大きいだけに、本レースと同舞台だった富士Sは不良馬場ゆえの凡走でしょう。コースが向かないとは考えづらいので特に気にする必要はないと思います。いざ、マイル界の絶対王者へ。
- リアルスティール
- 3歳クラシックは2、4、2着と悔しい成績で国内G1を逃しており、脇役感が拭えませんが、相当な力の持ち主であることは間違いありません。一昨年のドバイターフの追い込みは鬼気迫るものさえ感じました。海外帰りという点は不安要素の一つですね。現にドバイターフ制覇後に臨んだ安田記念では11着大敗。ですが一度目の反省を活かして「出してくる=万全」という状況まで持ってくると思っていますし、何かやってくれる気がします。初の国内G1制覇へ、期待が高まります。
春の最強マイラー決定戦
安田記念攻略戦
激戦に名乗りを上げた登録馬の中から
鈴木健一の脳が導き出す現時点での「殿堂馬」を公開
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キャンベルジュニア | ムーンクエイク | ||
サトノアレス | モズアスコット | ||
サングレーザー | リアルスティール | ||
スターオブペルシャ | リスグラシュー | ||
スワーヴリチャード | レッドファルクス | ||
ダッシングブレイズ | レーヌミノル | ||
タワーオブロンドン | ウエスタンエクスプレス | ||
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